馬県安中市の旧中山道を舞台に12日に開かれる第50回安政遠足(とおあし)侍マラソン大会で、市は50回の節目を記念するオリジナルTシャツを作り、参加ランナーに配布する
50回記念で作製されたTシャツ=安中市で

ライブ配信🔴📺🏃‍♂️👉第50回安政遠足侍マラソン大会2024 生中継

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 群馬県安中市の旧中山道を舞台に12日に開かれる第50回安政遠足(とおあし)侍マラソン大会で、市は50回の節目を記念するオリジナルTシャツを作り、参加ランナーに配布する。
 Tシャツの背面に走る侍のシルエットをあしらい、これまでの大会の開催日と参加人数を記した。50回記念のスタッフ用帽子も作製。岩井均市長は「多くの人に大会へ関心を持ってほしい」と意気込んだ。
 記念大会を盛り上げようと、当日は旧中山道の碓氷関所跡で第61回碓氷関所まつりを開く。侍マラソンとの同日開催は5年ぶり。関所跡では「関所・坂本宿コース」(20.15キロ)のランナーが関所の門をくぐり抜ける姿が見られ、撮影や応援のポイントになっている。
 まつりでは獅子舞や太神楽など地元の伝統芸能を奉納する。(石井宏昌
新緑の旧中山道を仮装ランナーが駆け抜ける第50回安政遠足(とおあし)侍マラソン大会(安政遠足保存会と安中市主催、東京新聞など後援)の前日祭が11日、群馬県安中市の安中城跡(市文化センター)などで開かれた。前日祭はコロナ禍で中止が続き、5年ぶり。小中学生の「ミニ遠足」では自粛されていた仮装が5年ぶりに復活し、保護者や市民が声援を送った。本大会は12日午前8時、センター近くの武家屋敷前を太鼓の合図でスタートする。(石井宏昌)
ミニ遠足の仮装審査で上位入賞した皆さん。前列左から大賞の小野里さん、市長賞の中沢さん、議長賞の萩原さん
ミニ遠足の仮装審査で上位入賞した皆さん。前列左から大賞の小野里さん、市長賞の中沢さん、議長賞の萩原さん

 ミニ遠足は、小中学生138人が2回に分けてセンターをスタート。仮装は例年より少なかったが、力走する姿に沿道から歓声が上がった。小学校低学年、高学年、中学生に各着順賞、仮装には大賞、市長賞、市議会議長賞、アイデア賞が贈られた。
 仮装の最高賞、大賞に輝いたのは碓東小6年の小野里碧千花(たまちか)さん(11)。地元ゆかりの新島襄の妻でNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公になった新島八重をイメージし、りりしい羽織はかま姿で初出場。火縄銃の模型も用意した。アイデアと衣装は祖母の美江子さん(80)が、模型は母親の美幸さん(45)が玩具や生活雑貨を利用して手作りした。
 羽織を脱いで、もんぺ姿で力走した碧千花さんは「ずっと仮装して出場したかったので実現できて楽しかった。大賞を取れて良かった」とほほ笑んだ。
 市長賞は人気ビデオゲームのキャラクターに仮装した原市小3年の中沢良輔さん(8)が獲得した。「目立って、賞も取れて良かった」と喜んだ。議長賞は同じ原市小の5年、萩原直斗さん(10)がハロウィーンのカボチャの衣装で受賞。母親の言恵さん(41)が「オレンジ色が目立って良い」と提案した。直斗さんは「暑かったけど、入賞したのでこの格好で良かった」と笑顔を見せた。
 センター駐車場では、ダンスなどのステージや地元特産品などのブースを特設した安中青年会議所主催のイベントも開かれ、大会を盛り上げた